島田戴造 癒しの美術館(No138 三春の滝桜)

 春分の日」を境に春めいてきました。所によっては桜が咲き始めました。数年前に会津で見ることができた「三春の滝桜」をやっと絵にすることができました。先日の教室展で披露しました。さて、桜といえば高校時代に国語の教科書で出逢った三好達治の詩「甃(いし)のうへ」を絵にしたくて背景の寺を今も探し続けていますが今年こそ出会えそうな気がします。
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「甃(いし)のうへ」
  三好達治 処女詩集「測量船」より

あはれ花びらながれ
をみなごに花びらながれ
をみなごしめやかに語らひあゆみ
うららかの跫音〔あしおと〕空にながれ
をりふしに瞳をあげて
翳〔かげ〕りなきみ寺の春をすぎゆくなり
み寺の甍〔いらか〕みどりにうるほひ
廂〔ひさし〕々に
風鐸〔ふうたく〕のすがたしづかなれば
ひとりなる
わが身の影をあゆまする甃〔いし〕のうへ

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日本の美の極致は「もののあはれ」だと思います。「無常観」出発点であり到達点でもあります。仏教の原点でもあrます。73歳の今、振り返ってみれば、それは同時に私の原点でもあったように思います。

 

 


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【画家プロフィール】 島田戴造

1943.12.8 呉市に出生 1967 早大政経卒
1987 
県美展大賞 1993 院展初入選 1998 雪舟の里総社墨彩展奨励賞 1998.2000.20031月をインドで過ごす。2002 広島の絵画110人展出品 2007 呉線沿線の美術出品 2008 広島「普門山慈光寺」天井画を修復2011 八千代の丘美術館・第10期入館作家 
2011 
ライフワークとして自宅(自然院)敷地内に「今週の掲示板」と名付けて詩画を展示して至福のシェアを開始。
現在 日本美術院院友・広島県日本画協会理事・呉美術協会理事・中国新聞文化センター講師

 

 

 


 
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